本当に呆れた時は、言葉も出ないものなんですね

私の部屋からお風呂に行く為には、一度リビングを通過しなくてはいけないのだが、
そのリビングには、父のパソコンも置いてある。
私がお風呂に行く為にリビングを通過したときに、利用者不在でパソコンだけ動いていたので
てっきり、その時間に父がお風呂に行ったのだと思い、リビングで母のノートパソコンを使い
動画を見ている妹に、今は父が入浴中か尋ねると、ずいぶんと前に寝に入ったという。
起動したままの、父のパソコンを見て、「これは何?」と聞いてみると
「そのうち停止するからといわれたからそのままほおって置いている」とのことだった。
お風呂から上がり、自分の部屋に戻る時に気が付かなかったのだが、
今しがた、歯を磨く為にリビングを通過したとき、父のパソコンは起動したままだった。
かれこれ4時間は経っている。
それでも妹は何もしないで動画を観続けていたらしい。
 
もちろん、ちゃんと電源が停止した事を確認せずに寝てしまった父も悪いと思うのだが、
父のパソコンは恐ろしく処理が遅く、監視可能な者がいるのであれば、停止することの確認を任せて
寝室へ向かうのは、最善ではないが良策ではある。
 
しかし、運悪くそのときはパソコンは停止しなかった。
しかも、そのうち止まると一言報告して寝たがために、止まらない事が明らかである状態のパソコンを
みていたはずの妹は、別に脳に障害があるわけでもないのに、アホな子よろしくといわんばかりに
4時間以上パソコンをそのままにしておいたのである。
 
で、歯を磨く前に私がそのパソコンに対して取った行動は
1.エンターを押す。
2.画面上に表示されたシャットダウンの文字を選ぶ
3.OKを選択する
以上。
・・・。
複雑な操作が必要で電源の止め方が解らなかったならいざ知らず、たったこれだけの、ものの5秒も必要ないような
一流れの作業なのだ。
流石に私もイラッとした。軽く一瞥してそのまま、歯を磨く為にリビングを後にした。
 
つまりアレだ。鍋で湯を沸かしている時に別件の用事が入り、その場を離れる為火の番を妹に頼むときは
 
「今、火掛けっぱなしだから見ておいて」
と伝えてはならない。
 
「今、お湯を沸かす為に火をかけているので、もし湯が沸いたら火を止めてください。
 もし、吹き零れなどが発生した場合も速やかに火を止めてください。
 周囲の何かに火が引火して火事になるような場合も火を止めて、すぐに私に知らせてください。」
ここまで言わないと、何か大惨事が起きた時に、以下の一言で妹的にはOKになってしまうのだろう。
 
「何で、こんなになるまで何もしなかったんだ!(怒」
「・・・見ておいて、って言われたからみてたんだけど?」