ヒビキのマホウでくるくる。

いや〜、まいった。


最近、急にめまいを起こす感覚に襲われることが多くなった。
大体、日が暮れた後によく、めまいを起こす。
極瞬間的な感覚で、気を失うほどは強くない。


辛い・・・ような気がするけど、最近よくわからない。
決して、心地よくは無い。
ぐるぐるぐるぐる、世界が繰り返されているようで、熱でもあるのかと錯覚するが、
昨今の夏の陽気とやらで、目を回しているだけのような気がする。


話題は変わるが、久々に私の一番好きな漫画家「依澄れい」さんのコミックスを見かけた。
[ヒビキのマホウ]と言う作品で、例に漏れず依澄さんの優しい雰囲気が載った良作でした。
迷わず2冊続け読みを終えたところで気がついた。
・・・原作、麻枝准
って、Kanonのシナリオ書いた人ジャン!
びっくりしながら、検索をかけてみると「久弥直樹と比較され「はずれライター」と呼ばれる」と言う一文がwikiでみえた。
・・・あら?私この人の文章、好きだった気がするんだけど・・・
正直、あゆシナリオより真琴シナリオの方が好きだ。
Kanonといえば、「日本人は喜劇より悲劇に惹かれる」なんて言葉を復唱していた時期があったことを思い出させてくれる、青春時代の良作だが、
「ヒビキノマホウ」の中でも、よくもまぁこれだけ可愛い絵柄で悲劇的な内容を織り交ぜてくれたものだ。
しかし、麻枝准さんを意識しながら読み続けてみると不思議なもので
「あぁ、あの人なら確かにこういう悲痛なシナリオにするわなぁ・・・」と言う部分が見えてくる。
依澄さんだと、.Hack黄昏の腕輪伝説でたしか神威の槍が折れてしまった時に、どうしても彼女に救いの一説を盛り込みたいということで、
目線を合わせて彼女と対話するシーンを盛り込んだと、漫画の裏面に書いてあったようななかったような。。
ようは、不幸路線って余り似合わないシナリオを組み立ててくれる人だったと。
私の青春の一つを構成してくれた二人の人物を知った上で漫画を読むと、こんなにも世界に深みが増すのかと、いよいよ持って驚かされた。


私の、くるくるしてる体調も、これを犠牲にしたうえで成立した何かの魔法を起こせたのかと思ってみると、少し気も休まると言うものだ。