ハードディスクが全部は使えない

昔からよく聞く話ではありました。
よく、インデックスだかなんだかで管理用の領域が必要だから250GBのHDDを買っても
238GBしか使えないと言うものだと思っていました。


ちょっと、脱線しますが回転数の話も併せて・・・
先週妹のPC購入の際に、1.5TBのハードディスクを買ってきたんですよ。
5000rpmのやつで、購入時に店員さんにも「ほんとにいいんですか?これで・・・」と
心配いただいたのですが、安かったし、妹と違い私のはバックアップ用だったので
「大丈夫だと思いますよー」
なんて、気楽に買ってきたのですが、後で友人にそういう話をしたら
「え・・・5000rpm?いらねぇ、今主流は7200rpmだろ?使えねぇなwwww」
と、一笑されて初めてやばいなぁと思ったのですが・・・


実際使ってみると、違和感は無いですよ。
350GBのデータバックアップは2時間で済みましたし、そのドライブの中からavi再生しても
転送が間に合わないと言うことはありませんし。
っていうか、問題ないです。よかったです。
メインで起動しないから起動速度にも影響ありませんし。
一つ気になったことを上げれば、エクスプローラーでフォルダ内のファイルを表示する時に少し遅いくらいですかね。


ここで話を本筋に戻すと、1.5TBを買ってきたのに、実際使える容量は1.38TBなんですよ。
最初は、「まぁ、仕方ないか」と思って使ってきたのですが今朝になって
「・・・インデックス作成のためだけに120ギガ使うってのはおかしくないか!?」
と気が付いたため、ちょっと調べてみたのですが・・・

エコノ研究所|HDD容量の謎
http://econo.twinkle.cc/it/hdd_mystery.php

メーカーが謳うカタログ値はデシマル(10進数)表記
だったのだ。これは、バイト容量を 1GB = 1,000,000,000 バイトで計算したものだ。
しかし、実際にはコンピュータはバイナリ(2進数)で表記するため、1GB=1,073,724,841 バイトで計算している。

  デシマルで計算すると、単純に計算は以下のとおりとなる。

160GB(表記)= 160GB バイト = 160,000,000,000 / 1,000,000,000 バイト

  一方でバイナリで計算すると、

160GB(表記)= 149GB バイト = 60,000,000,000 / 1,073,724,841 バイト

となり、両方とも計算は合っているのだが、バイナリ表記は計算時の分母が大きくなるため、
カタログ表記よりも少なくなるのだ。

ぱっと見た限りでは、なんのこっちゃだと思うかもしれませんが、下の表を見てもらえれば
これが重大な意味を持つことがわかってもらえるかもしれない。

デシマルバイナリ
80 GB-> 74.51 GB ->5.49 GBの損
100 GB-> 93.13 GB ->6.87 GBの損
120 GB-> 111.76 GB ->8.24 GBの損
160 GB-> 149.01 GB ->10.99GBの損
180 GB-> 167.64 GB ->12.36GBの損
200 GB-> 186.26 GB ->13.74GBの損
250 GB-> 232.83 GB ->17.17GBの損
300 GB-> 279.40 GB ->20.6 GBの損
320 GB-> 298.02 GB ->21.98GBの損



1 TB-> 931.3GB ->68.7 GBの損
1.5 TB-> 1.38TB ->112 GBの損

112GBをHDDで買うと、4000円くらいしますけど・・・
まぁ、112GBのHDDで1.5TB分揃えると偉い金額になるので、多い容量を安く買ったほうが
微妙に得といえば得ですけど、1TBのものと比べて、1.5倍の容量で2倍ほどの容量損してると思うと流石に・・・