Oblivionプレイ日記-その2-

第二幕 不信
前回のあらすじ
ギルド サイバースレイブに所属した主人公”Hazuno”
最初に与えられた任務は風呂の修理だったのだが、お湯の出口にはなんと殺人魚が。
原因を調べるべく、入水口のあるルメア湖にむかったHazunoだったが、そこでは殺人魚が大量に繁殖していた。
その中の一匹の腹の中から、ごてごてとした首飾りを見つけたはずのだったが・・・



あとがき:
書いてから、超わき道の話題になったことに気がついた。完全に自己満足だー




その日は、無事にお風呂も直りギルドの皆とお風呂に入ったのだが、そのお風呂の温度で沼熱が悪化し、お風呂場で倒れてしまう。
幸いにもメンバーによる治療により、2日ばかりベットの上で過ごして完治したのだが、
その2日の間に、町では皇帝暗殺のニュースが話題になっていた・・・

ギルドメンバー(以下Guild):「もう、起きてきても大丈夫なの?」
Hazuno:「はい、ギルド入り初日にみなさんに迷惑をおかけしまして、本当に失礼しました・・・」
Guild1:「いや、迷惑とは思ってないけど、心配はしたんだからね。」
Guild2:「ほんとだよ、調子悪い時は遠慮なく言ってよね。」
Hazuno:「すいません、なんというか調子の悪い自覚が無かったです(苦笑」
Guild3:「緑細胞病と沼病一緒に患うなんて、思考も止まるか。ともあれ、何事も無くてよかったね」
Guild1:「そういえば前に、病気が重なって奥歯が抜けた人がいたねぇ。」
Guild3:「普通はあんな変な変化は無いんだけどね。」
そんな話をしながら、手渡されたチーズトーストをほおばる。
Guild2:「あれ、綺麗なネックレスだね。」
Hazuno:「あぁ、これ湖の前の任務中に魚のお腹の中から出てきたんです。」
Guild2:「へー。そんなこと良くあるの?今度出たら私にも頂戴(にっこり」
Hazuno:「いえ、珍しいことですよ?(苦笑」
Hazuno:「そうだ、今度何か見かけたら看病のお礼もかねてみなさんに持って来ますね。」
Guild3:「おや、私達にもかい?ありがとうよ」
Hazuno:「じゃぁ、そろそろ任務受けに行って来ますね」
Guild1:「うん、気をつけて」

Hazuno:「おはようございます、リンゴジュースとチーズトースト3つおねがいしまーす。」
受付:「あらHazuno、もう大丈夫なの?」
Hazuno:「おかげさまでー。さっそく任務でバリバリやりに着たよ!」
受付:「任務ね、えーと今あるFクラス任務は・・・インペリアルブリッジ亭にエール酒の配送をお願い。」
Hazuno:「場所どこですか?」
受付:「インペリアルブリッジはわかる?町の外にある巨大な橋を越えた先にある一軒の宿屋よ。」
Hazuno:「わかりました、行ってみます。」




任務自体は簡単に終わった。
伝票を受け取り、後は帰るだけなので追加任務を受けても良いし、自由行動をとっても良い状態になる。
橋の方に目を向けると、双子のウルフ族の女性と、武器を振りかざした数名のガードがものすごい形相で走ってくるのが見えた。
ガード:「強盗だー!」
どうやら、ガードは女性を追いかけているわけではなく、女性の先導でどこかに向かっているようだった。
私はその後をついていくことにした。
サーセン遺跡
そこにたどり着くと、既にガードと何人かの人々との抗争が始まっていた。
野党らしき一人が、なぜかこちらに向かってきた。
・・・私はどうやら巻き込まれたらしい。
腰に携帯していたのは、先日の魚用ダガー一本。
それをさっと手に取ると、その抗争の中に身を投じた。

ガードたちは動かなくなったそれらの片づけをしていた。
私も、倒した野党の身辺から包帯と杖になりそうな物だけ取り、包帯と木箱の上にあった木の棒を添え木にして足に巻いた。
(しくじった・・・力無き興味は身を滅ぼす、なんてことを誰かが言ってたような気がするなぁ)
そんなことを考えながらその場を去ろうとしたところ、
一人のダークエルフに声をかけられた。
ナデナ:「ちょっといいかね」
Hazuno:「は?」
ナデナ:「私の名はナデナ。まぁ、そんなことはどうでもいい。」
ナデナ:「あんたのその首にかかってる宝石、ちょっと見せてくれないかい?」
私はそのとき、嫌な予感がし、無意識に宝石を手で隠していた。
ナデナ:「・・・おや、見せてはくれないのかい。」
ナデナ:「アクセサリーとは、人に見せるためにそこに飾り、そしてそれを誇示する。」
ナデナ:「それを見せることを望む物に拒むとはいささか妙なことをするね。」
ナデナは急に饒舌になりぺらぺらと話を始めたが、その様子がよりいっそう怪しく見えてしまう。
Hazuno:「なぜ、このアクセサリーを見せて欲しいと?」
私はしゃべり続けていたナデナの言葉を遮りそれを問うと、ナデナは破顔したように笑う。
ナデナ:「良かった。会話を交わしてもらえて。人に物を問う。その行為が成立しない事には、私はただのスピーカーになってしまうからね。」
Hazuno:「言い回しがいちいち遠回りだな。このアクセサリーをどうするつもり?」
ナデナ:「はて、おかしなことを申される。私はそれを見せて欲しいと頼んだだけです。」
ナデナ:「あぁ、そうかそうか。こんな野党共がいたすぐ後に現れた私を盗人か何かとかんぐりになられていると、そういうわけですかな」
Hazuno:「・・・そうです。」
ナデナ:「それは、酷く心外な私は」
Hazuno:「だって、何でスニークしてるのさ。」
ナデナ:「・・・え・・・あ、えとその。処理がバグってるみたいで。」
Hazuno:「え・・。」
ナデナ:「少々のメタ発言なら良いでしょう。私は商人です。そちらのアクセサリーが私のよく知る人のそれと良く似ていたもので、つい。」
私は、首飾りを外してナデナに見せた。
ナデナは、私の意図を読み取るように顔を覗くと、差し出したその手からは首飾りを受け取らず、ルーペを取り出して
私の手の上から首飾りをまじまじと見始めた。
ナデナ:「ありがとうございます。どうやら、知人のそれと良く似たものではありますが、レプリカのようです。」
ナデナ:「おっと失礼、レプリカと聞くと商人でない人は眉をひそめる方が多いのですが、これは価値のある宝石です。」
ナデナ:「アクセサリーとしての単純な価値としては中々に上質なものでございますよ。」
Hazuno:「あんた、商人って言ってたな。そしたら、これを買い取ってもらえるか?」
・・・。
私はナデナから「修理用ハンマー」を一つ購入し、野党の体から剥いだ装備を修理して、ナデナに交渉してみた。
ナデナの方も、目の前で野党だったものから装備品を取り、修理して手渡す様子を見ているのだが、それを気にする風でもなく
売却に応じてくれた。
Hazuno:「疑ってごめんなさい。よろしければ食材をいくつか買わせていただきますので・・・」
ナデナ:「お気になさらないでください。私は特段気にするような性格ではございませんので」
そういって、ナデナは袋の中から卵をいくつか取り出してこういいました。
ナデナ:「そちらのレザーアーマーと同額分の卵を定価の1割引の価格でお売りいたしましょう。」



卵をいっぱい担いでインペリアルブリッジに向かって歩いていると、先ほどガードたちと一緒に走っていた一人の女剣士がこちらに歩いてきた。
メアリー:「ちょっとすいません」
・・・第一章 第三幕に続く