ネット依存症を特集するニュースに違和感

NH○のニュースを視聴中にネット依存症の特集を組んでいた。
まぁ、これまでも何度と無く繰り返されてきた押し問答ではあるのだが、テレビ局のインターネットを敵視した報道が今日もまた。
彼らの言い分によると、一日に6時間以上テレビを見ている(付けっぱなしにしている)お年寄りなどは、重度のテレビ依存症という事になります。
テレビを見ることは病気なのです。テレビは害悪なのです!
さぁ、みなさん。今すぐテレビの電源を切りましょう!



・・・と、言いたくもなるような、公共の電波を使用した勝手な妄想放送。
問題なのは、異常な保護者の行動を正当化して、子供(学生)の所有するパソコンを、勝手に破棄し、その行動が正しい行動のように放送する、まさに愚物の極み。
状況としては、子供がインターネットで長時間ゲームをするので、子供に黙ってパソコンを破棄した、というもの。
その後その子供は、親の金を奪い、ネットカフェで寝泊りを始めた、という話の流れなのですが、その時に思った事。
お母さん、それだけのことをして、刃傷沙汰にならずに済んでよかったですね。
インターネットに限らず、何かに熱中している状態から、突然大した理由も無く切り離されたら、どうなるか。
全うな人間なら、「憤怒」の感情に支配される事でしょう。
スポーツを4時間集中して行う事は、スポーツ依存症でしょうか?
読書を4時間集中して行う事は、読書依存症でしょうか?
学業を4時間集中して行う事は、学校依存症でしょうか。
結局、インターネットを4時間やってしまった、そんなことは、世の中当たり前にある行為なんです。
それを踏まえたうえで、”悪”は何なのか。
まぁ、医者とテレビでしょうね。
とりあえず、新しい病名を提唱しておけば医者にお金が入ります。
それに子供を当てはめて親がノイローゼになります。医者にかかります。
医者にお金が入ります。
周囲から、お前は依存症なんだ!と追い詰められます。
子供がノイローゼになります。
医者にお金が入ります。
テレビ局が面白がって、しかもネットを大腕を振るって中傷できます。
医者への取材で医者にお金が入ります。
そして、世の中の需要に沿わない報道を続けるテレビ局には、単純にテレビ離れが促進します。
これは、何が悪いんでしょうか。
人を呪わば穴二つ。
テレビ局を動かしてるのが、力の無い若手と凝り固まった疑心暗鬼でしか動けない老人ばかりなので、ろくすっぽ、民衆の気持ちをつかめない。
インターネットは、その民衆が作って動かしている世界だからこそ、民衆の心がもろに反映されている。
それに敵対しているテレビ局は、民衆の敵なのだ。