この著作権情報おかしくない?

いつもフリーゲーム作成時にお世話になっている臼井の会様
http://usui.moo.jp/
の、素材利用規約付近にあるQ&Aに目を通していた時のことだ。
素体周りは既にやってる人が居るから、そっちの人を利用するか、海老社のツールを使ってください。
・・・
海老社?
検索してもHitしないし、なんのこっちゃと思っていたのですが、何か頭の隅っこに引っかかるキーワード。
ようやく見つけたよ、「eb!」ことエンターブ●インのことだったのか。
その中のちびキャラツクーなんちゃらっていうツールの利用規約を読んでみた。

※本ツールで作成した画像は、弊社製品『ツクールシリーズ』においてのみご利用可能です。その他の、自作ソフトやツール、ホームページの装飾などでのご利用はご遠慮ください。

なるほど、RPGツクールのRTPなんかで定めてるのと同じ規定か。
と、まぁツクラーじゃ無いので、使うことはなさそうだと思った矢先、更に下のほうに・・・・

このツールは、shaki-n(`・ω・´)さんが作成したものを元にしています。
このツールに関するお問い合わせはコチラからお願いします。

リンク先:http://www.geocities.jp/kurororo4/looseleaf/
shaki-nさんの利用規約は以下だ。

オリジナル製作したものです。ツクールをはじめ、オリジナルプログラムや他ツール用の素材としても御利用可能です。細かい規約は、Loose Leafブログ内の規約を参照してください。

こちらは親切に、ツクラーではないクリエイターのみなさんにも利用可能な領域の配布を行っていただいている。
・・・なんか変だ。
海老社のほうは、shaki-nさんのやり方をパクっているにもかかわらず、使用制限を自社製品の中のみに限定している。
贔屓目に見たとしても、shaki-nさんの素材を利用しているように見えるが、その上で使用領域を限定するのは何かおかしくないか?
海老社の素材といえば、使用制限を自社製品に限定するというのは、自作の作品作りをして、かつ絵の作成・入手が困難な人にとっては、
一つの障害とも言えるほどの「壁」になってしまっているが、加えて素材の二次加工に関しても使用を禁じている。
簡単な変更を加えての使用すら許さないというのだ。
流石に色を変更しただけのものを自作です、とは言わないが海老社の改変です、というのもタブーに指定しているため、利用できない。
だが、海老社の上記ツールはshaki-nさんの著作物を改変したのに、その制限の姿勢はshaki-nさんを踏襲せずに自社製品に限定している。
ここが変だといいたいのです。
これで伝わればよいのだが、いかんせん難しい話題なので言いたいことが伝わらないかもしれない・・・。


ここで臼井の会様のQ&Aに戻ると、最後の一文に面白いことが書いてあります。

こういった技術は知的財産です。
ですから正直、海老社が例のちびキャラなんとかを出した意図が読めません。
知的財産の放棄みたいなもんですからね。
善意の提供?いやいや、あれは放棄です。
もしくは我々素材屋を潰す気なのかという疑念すら出てきます。

ちょっと私とは視点が違うのですが、知的財産権とやらはリンクを張った上でのshaki-nさんへのグレーゾーン侵害。
知的財産権を借用した上で、リンク先を載せることで「俺のとこでもその方法使うわ。素材は自由にはやらせねーけどな!」という、
善意の提供というより、一種のジャイアニズムのように思います。
ただ、海老社のやり方は素材屋の人たちの動きをだいぶ制限させているのは確かに感じます。
素敵な素材も、32*32企画でドット絵を書くと、なぜかパレットの使用状況や領域の実際の使用幅で
海老社のそれに似た形になるのは否めず、そうなると公開した事で問題が起きるんじゃないかと不安になり、
結果ドット絵(特にキャラクター歩行アニメや使い勝手の良いアイコンなどは海老の天下になっちゃってて困る)
自体のネット上での普及が中々されていないように見えます。
でも、今回海老社の上記ツールのやり方を見て、公開領域のやり方おかしいんじゃないかと思ったので長々書かせていただきました。
素材屋のみなさん、私たちのような絵を書くのが不得手な人にも使いやすいアイコンやキャラクター素材の作成
今後のますますのご活躍に期待しております!がんばってください!