Oblivionプレイ日記-第二章 第二幕-

Sherlyの話によると、昨夜一人の老紳士がとあるクエスト依頼した。
Hazunoはその依頼を受けるためランクC以上のメンバーを誘い、
老紳士の指示した依頼の場所へ向かうのであった・・・

サイバースレイブ内、保管庫
Hazuno:「じゃぁ、あらためてみんなには私から装備品を配給するね。」
サイバースレイブでは、割とユニークな決め事がいくつかあり、パーティを組んでのクエスト実施における「リーダーからの配給制度」も、その一つである。
Hazunoは、自分の保管ケースをあさり、ダンジョンなどで集めてきた装備品を手渡していく。
Phillis:「え、こんなに配るんですか?」
Phillisは受け取ったポーションをみて驚いた声を上げた。
Hazuno:「あぁ、だぶついちゃってしょうがないから遠慮なく使っちゃって」
ミサ:「ありがとう。でも・・・ちょっと多いわね。」
3人の前に、Hazunoは300本ものポーションを並べ、それぞれ魔力と体力のポーションを各人50本ずつ配布していく。
一通り配り終えると、自分用に体力回復薬を50本取り出す。
ルーシー:「次は、装備品だな。えーと・・・」
Hazuno:「ちょっと、ルーシー。勝手に人の倉庫漁らないでよ」
ルーシー:「これと・・・これがいいかな。Hazuno、渡していい?」
Hazuno:「下手なエンチャントついてなければどれでもいいわ。二人が気に入ればね。」
そういったルーシーの手には、しっかりエンチャントのついたメイド服とドレス形状の鎧が握られ、そのまま二人に配布された。
そんな事情にHazunoが気がつくまで、あと13時間・・・。

Hazuno:「とりあえず、私とルーシーは昨日渡した装備品そのままでいいわね。」
ルーシー:「だね」
ミサ:「準備が出来たなら、さっさと行きましょう。依頼人を待たせる物ではないわ。」
Phillis:「あの・・・Hazunoさん・・・えと、あの、あ、ありがとうござ・・・ポーションを、いただいて、あの、ありがとうございました」
Hazuno:「え?あぁいえいえ(喜」
ルーシー:「それじゃ、みんないくよー!」
そういって、HazunoにSherlyにクエスト申請のメンドクサイ手続き関係の一切を任せて
ルーシーは残り2人を引き連れて、元気に飛び出していったのでした。
Hazuno:「ちょ」



エストの城に向かう道中・・・
ドドドドドドドドドドド
元気に先陣を切って走っていたルーシーが、引きつった顔をしながらまっすぐこちらに戻ってきた。
ルーシー:「みんな、にげてー!」
PhillisとHazunoは、何のことだかと顔を見合わせたが、ミサがルーシーの背後に見える地鳴りの原因に気がつき、
一行はHazunoを中心としたフォーメーションをとる。

その正体は、屈強な肉体に牛の頭を持つモンスター、ミノタウルスだった。
敵のレベルにしては中々の強敵だが、ルーシーがかなわないはずはない。
しかし・・・

3人:「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
ミノタウルスは数体じゃなかった。10匹以上はいるだろうか、
ものすごい数のミノタウルスが群れでルーシーを追いかけてきていたのだ。
ルーシー:「足踏み外して突っ込んだ先に、モンスターハウスがあったの、ごめんなさいー;;」
ミサ:「こりゃ・・・死んだかも(涙」
Phillis:「い、依頼より・・・難易度高い・・・ですっTT」
Hazuno:「とりあえず、私とミサは後方支援!近接戦闘向きの二人は、倒せなくてもいいから足止めして!」
Hazunoの指示で、再び陣形を組みなおす一行。
ルーシーは回避をメインに組み立てた戦闘。Phillisは真っ向勝負で剣を振り回している。
時折鈍い打撃音と金属音とが入り混じって響いている。
ミサはHazunoの後方へ移動し、魔法を浴びせる。Hazunoは岩の上に飛び乗り、そこから弓を打つ。
激闘は10分以上続いた。

Hazuno達の周囲にはミノタウロスの屍が山をなしていた。
戦闘の終わり際、ミノタウロス達は目の前の敵よりも、Hazunoがリーダーであることを見抜いた様子で
岩の上のHazuno一人に狙いを絞り集団で岩肌を駆け上がったのだ。
しかし、しっかりと狙いを定めて放たれた矢は見事、先頭のミノタウルスの眉間に刺さり
岩肌を登っていた先頭のミノタウロスが射抜かれ、その巨体が地面に沈むと、後に遣えていたミノタウロスの移動を著しく妨害してしまい、
まごついているところへ、第二第三の連続射撃が浴びせられ、一行の集中攻撃を受ける結果となった。



まだ、Hazuno達のクエスト依頼は始まっていないというのに、この出来事は、何を暗示しているのだろう・・・
Oblivionプレイ日記 第二章第三幕へ続く