ひどすぎるセールスに説教

晩御飯に、パスタグラタンとかいう手のかかる料理を作り終わったところで電話がかかってきました。
セールスだったのですが、その内容があまりにひどかったので、内容だけ晒すことにします。
「もしもし?」
『お忙しいところ、恐れ入ります。こちらはリサイクルショップの〜〜』
「(あー、リサイクルショップに売るものなんてないし、グラタンが冷めないうちに終わらせよう)」
『商品が足りなく、うんぬんかんぬん・・・』
「あ、申し訳ないのですがリサイクルショップに売るような商品は、今のところひとつもありません。」
『ですので、お客様のご近所をぺちゃくちゃ・・・』
「(・・・え、なにこれ。こっちの発言無視?)」
正直、引いた。かなりはっきり大きな声で断ったのに、こっちの話なんて聞く必要がないかのように、おそらくは手元にあるだろう文章を全部読み上げられた。
よく、録音した内容を電話でかけてくるアホがいるが、そんなもの適当に録音相手に罵倒して電話を切る。
今回は、中身人間なのに、やってることはそれと同じだった。
『・・・ということなのですが、お売りいただける商品などございませんでしょうか?』
「おぅ、おぅ、ちょっとあんた。人の話完全に無視しておいて、何いってんの?リサイクルショップに売るものは無いってはっきり言ったよね?ふざけてるんですか?」
ちょっとムッとしたのでまくし立てるように言い放ってやったのですが、先の発言が聞こえなかったにしろ、こういっておけば謝罪して電話を切るのが当たり前の対応。
セールス法があるので、相手が明確に拒否の姿勢をとった場合はセールスは終了しなければならないからだ。
ところがぎっちょん。
こっちの話を聞き損じたにしろなんにしろ、とりあえずの謝罪もしないし、自分の都合だけを押し付ける会話を続けたので、もう一度、「お売りするようなものはありません。」と断ったところ・・・
『奥様はいらっしゃいますか?』
・・・どうもこの人は自分がしてしまった失敗に気がついていないらしい。
少し思案をめぐらせて、
「妻は亡くなりました。」
と言ってあげました。



想像力が足りないというかなんと言うか。
売るものは無い→妻を出せ
これが意味することは、お前じゃ話にならないから別の人を出せ、と言った事と同意。
こっちとしては、俺が売るもの無いって言ってるんだから、妻に代わる必要は無いだろ?と言ってもよかったのですが、
もっとわかりやすく妻に代わらないぞーという状況に運んでみた。
そしたら、「奥様が亡くなられたのはいつごろですか?」とか言いやがった。
『その情報をあなたに言う必要性が、この状況においてありますか?』
たとえばだ、私の答えが<つい最近のこと>と答えた場合。それを売ってくれ。はいどうぞ。・・・ってなると思ってるのかね。
<3年前の話だ>と答えた場合。それを売ってくれ。リサイクルショップに出すものは無い、と言ったはずだが言葉が理解できないのか?
結果は何一つ変わらない。
というか、なによりも最低な反応だと思ったよ。
こんな人には、たとえリサイクルショップに出すものがあったとしても、あんたには売らないという結果になるし、そもそも、最初に売るものは無いと言った話を無視して自分の話を続けた時点で商談としては終わってるんですよ。
電話はそこで終わりになりましたけど、馬鹿に電話使ってセールスさせるなよと。お店の品位が下がるぜ?