ラノベコンテストで「異世界転生NG」の縛り広がる...

http://news.nicovideo.jp/watch/nw2787433?ref=video_watch_html5_marquee

KADOKAWAライトノベルレーベル「NOVEL 0(ノベルゼロ)」主催の小説コンテストの募集要項に「異世界転生以外ならオールジャンルOK」と明示され、ネット上で話題を呼んでいる。

詳細はリンク元を読んでください。



ライトノベル業界で「異世界転生」を題材とした小説が溢れすぎている事で、次に小説家される候補は上記を認めないというものらしい。
実にアホな判断だと思う。
まぁ、上記サイトの今回限りの縛りなのでしょうが、たとえばこのコンテストで受賞して小説が出版されたとして・・・
「流行の題材に勝てず、そこから逃げる事で日の目を浴びた作品」というレッテルが、事実であれ言い過ぎであれ、一部からはついてしまうのですよ。
というか、異世界転生をネタにした小説を超える作品が無いからコンテスト側で縛ってお情けで日の目を浴びさせようという・・・
そんなもの、明言せずに投稿作品同士を戦わせて、審査する側が「類似題材の過多」で異世界物の作品の評価を下げて審査すればいい話。



何で明言しちゃうかなぁ・・・
異世界転生ものの作品を書いてる人全員が流行りものに乗っかるしか能の無い価値の無い人、とか思ってるのかしら。
正直、消費者の層がまったく違うのですよ。
転生したらスライムだった件」「Re:Monster」「無職転生」を読みましたが、いずれも楽しかったです。
あれ、「異世界もの」は別に制限して無いのか。
異世界に飛ばされたり召喚されたりして、こちらの知識を操る事でチート級に強いとか、発展に貢献するような話はいいのかな。
異世界居酒屋ノブ」や「獣医さんのお仕事」、あ、「ログホライズン」とか「ソードアートオンライン」みたいなのもいいのかな。
・・・何で転生はだめなん?
でも、こう言う異世界を題材にしたグレーゾーンを避けて作品を作る人が多くなるよね。
異世界もの作品」で作品化が選ばれました、となったら
異世界転生もの作品」はダメだろ?と、私並に読解力の乏しいめんどくさい読者がギャーギャーいいそうで。



まぁ、何を心配しているかというと、こういった空気がライトノベル界隈に広がっちゃうと嫌だなと。
『今の大人が読みたい』小説を目指したいらしいですが、大人だからこそもう一巡繰り別世界を旅する話は楽しいと感じるのです。
現代を舞台にした厨二のノリがだんだんきつく感じるのです。
「人食いラジカル」、「ブギーポップ」「とある科学の〜」等、学生時代に出会えてよかったと思いますが、大人になった今読むのは実は地味にきついです。
「やはり俺の青春ラブコメは間違ってる」「さえない彼女の育て方」等、アニメになって作品に触れる機会がありましたが小説だけだったら興味がなかったと思います。



流行のジャンルを除外したいのなら、「ヒーロー系」「ロボット系」「アイドル系」「学園系」の小説は除外しましょうよw私興味が無いのでwww
と、こういった暴論を言いたくなってしまうのです。
除外じゃなくて特定のジャンルのみでコンテストするか、オールラウンドに募集して流行りもののネタを超える作家を探し出せばいいのに、と。